【動画】平川亮が「初めて映像で見る」あのシーン。怒りの瞬間も多数収録の2023年“裏ハイライト”が公開
100周年記念大会となったル・マン24時間レースを含め、全7戦の熱い戦いが繰り広げられた2023年のWEC世界耐久選手権。その舞台裏を約36分にまとめたハイライト動画が、シリーズの公式YouTubeチャンネルにて公開されている。
フェラーリ、キャデラック、ポルシェといった新たなマニュファクチャラーがトップカテゴリーに参戦を開始し、既存のトヨタ、プジョーらと総合優勝争いを繰り広げた2023シーズンは、同時にLMP2、LMGTEアマの2クラスがWECでの最終年を迎えるという記念すべき一年となった。
また、先述のとおりシリーズ随一のイベントであるル・マン24時間レースは、1923年の初開催から数えて100周年の記念イヤー。約30万人の来場者を数えるという、文字どおりモータースポーツの歴史に残るビッグイベントとなった。
今回公開された映像は、毎レース後に公開されている舞台裏動画『フルアクセス』シリーズから名場面を切り取ったものがベースとなっているが、シーズンを終えて改めて収録したインタビューシーンもふんだんに挿入されており、当事者たちが『シーズン後の視点』からさまざまな名場面を振り返っている。
ル・マン24時間からは、優勝したフェラーリ499P陣営のドライバーたちが、終盤のピットストップからマシンがスタートしなかった際の様子を振り返っているほか、レース終盤、首位猛追中に無念のスピンを喫したトヨタGAZOO Racingの平川亮も「これを見るのはつらいですね」「この映像、初めて見ます」と口にしつつ、表彰台裏でトム・クリステンセンから温かい励ましの言葉を受けるシーンを振り返っている。
そのほか、『フルアクセス』での公開時にも話題を呼んだチームWRT陣営内でのドライバーの口論や、富士のピットストップ失敗後にシートを投げつけるアイアン・デイムスのドライバーなど、2023シーズンを象徴するような“ホットな”名シーンもあますところなく再収録している。
さらにはル・マンのLMP2クラスを“足を骨折しながら”制したファビオ・シェーラーが涙ながらに振り返るシーンも必見。もちろん、ル・マンでの無念から復活した平川の富士でのオーバーテイクシーンなども、堪能することができる。
2024シーズンは2月、初開催カタールでの“プロローグ”テストから開始される。意外と短いこのオフシーズン、2023年を振り返りながら、またひとつ新たな章への扉が開く2024シーズンに思いを馳せてはいかがだろうか。
