予選：2013年11月23日(土)
決勝：2013年11月24日(日)
サーキット：富士スピードウェイ(1周4.563km)
レース：22周(100.386km)

【順位】
予選：11位 / 決勝：8位

2013年最後のレースであり又、現行のSF13車両で争われるレースもこれが最後となるJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP。
先日のシリーズ最終戦では2レース共にファステストラップを記録した平川選手はその勢いで今大会に臨んだ。

予選はシリーズ戦にはない25分間のタイムトライアル方式、タイヤは2セット使用可能という方法で11時55分から開始された。
平川選手はニュータイヤでコースイン。車両の状態を確認しながら先ずは1分23秒705のタイムを出しピットイン、セッティングをアジャストし確認走行を行う。残り6分、再びニュータイヤを装着しコースイン、アタックに臨む。この時、ギアシフトのトラブルが発生し、本来の車両性能を出せない状況に陥るが平川選手の対応能力で上手くコントロールし1分23秒348、更にアタックを続け1分23秒232とタイムを塗り替えるも11位となる。この予選では1秒以内に14台が入る僅差の争いであった。
1位39号車、2位8号車、3位38号車

晩秋の快晴の中、決勝レースは22周で行われた。11番グリッドからスタートした平川選手はスタート後、1コーナーを10位で通過。スタートからアグレッシブに攻めた平川選手は2号車などをオーバーテイクし2周目終了時には8位、更に3周目の1コーナーで38号車をオーバーテイクし、3周のうちに7位にまでポジションをアップしてみせ、攻めの姿勢を緩めず先行する19号車を追うがペースはほぼ同じため容易には抜けない状況で粘り強く走行する。
暫くすると逆に2号車が背後に迫りつつあり、15周目の1コーナーではテール・トゥ・ノーズのバトルを行うまでになった。そして16周目の1コーナーでオーバーテイクシステムにより2号車に抜かれ8位となると、レースはそのままの順位でゴール、8位となった。
1位39号車、2位8号車、3位20号車

朝のフリー練習では調子が良かったのですが、予選では満足なアタックが出来ませんでした。
レースはスプリントなので積極的に攻め順位を上げることが出来ましたが、攻めた分後半タイヤがキツくなりました。
今年はこれでシーズンは終わりですが、チームメイトのロイック選手からは、いろいろ学べたシーズンでした。2年目の来年はもっと上に行けるよう頑張りますので応援宜しくお願いします。

今年最後の実戦とあって平川には予選で上位に行って欲しかったのですがシフトトラブルということで申し訳なかったです。レースでは終盤に1台抜かれましたが、スタート直後から順位を上げるアグレッシブな走行には感心しました。
今年を振り返って見れば様々な場面で非凡な才能を見せてくれて、久し振りにスーパールーキーたる選手に出会えた気がします。来年は今年の経験を生かして飛躍の年にして欲しいです。